表面処理技術のスペシャリスト集団
株式会社レゾナンツ・テクノロジー
TEL: 03-6803-1321
FAX: 03-6803-1322

レゾナコートでミニ四駆をチューニング!?

私たちが考えもしなかった素晴らしいご相談やご提案をいただくことがあります。今回はその中でもとびっきりに楽しいプロジェクトをご紹介したいと思います。
レゾナンツテクノロジーの名前を冠したテフロン複合メッキ「レゾナコート」×「ミニ四駆」のコラボ・プロジェクトです。

ミニ四駆のチューニングにレゾナコートを!

お客様とお話をしていたある日、雑談でミニ四駆の話題になり大変に盛り上がりました。

ご存知でしょうか。ミニ四駆は2017年で35周年を迎え、今や世代を超えて愛されるヒット商品です。昔遊んだなーという方も、子供達が遊んでいるのを見たことがあるなーという方もいるかもしません。現在ミニ四駆は、子供時代にミニ四駆を楽しんだ大人とその子供の世代、親子で大変に盛り上がっているのです。

そして、お客様は親子でミニ四駆を楽しみ、大会に出場されるような本気のレーサーでもあったのです。

レゾナコートには様々な特性がありますが、潤滑性、耐久性、耐摩耗性、均一性、薄膜、耐熱性と6つの特徴を持ちます。この技術をミニ四駆に活用できないだろうか?という視点から本気のレゾナコートとミニ四駆のコラボレーション実験プロジェクトがスタートしたのでした。

どんなパーツでレゾナコートを活用できるのか?

OFFICIAL-MASS-DAMPER.jpg

ミニ四駆は、オーナーによってチューニングされたマシンでレースに挑む競技でもあります。

そしてそのチューニングには様々な工夫、種類、そして制限があります。そんな中で、現在マスダンパー(通称マスダン)にレゾナコート施行チューニングのテストを行っています。

マスダンパーはアップダウンの多い立体コース(最近のレースの傾向だそうです)で、そのコースを安定して走行するための可動式の重りのようなパーツです。

縦軸に対して、円形の重りが上下に可動することで、マシンが飛び上がったりした場合のマシンの安定性を向上させ、コースへの復帰を早めたりコースアウトを防ぎます。

現在のオフィシャル製品は、素材削り出しのままのため、バリがあり、潤滑性も十分とは言えません。パーツを磨くなどの工夫が行われているのですが、それでもパーツ同士の潤滑性が十分ではなく、満足のいく仕上がりにならず苦労しているとのこと。

こういった部品同士の潤滑性となれば、テフロン複合メッキであるレゾナコートの出番です。潤滑性が向上すれば、マスダンパーの動作はマシンの挙動にスムーズに連動し、全体の安定性が向上するはず…。安定性が向上すれば、コース着地までがコンマ何秒かでも短くなる…。タイムの向上にもつながるのでは!?

既にレゾナコートを施したマスダンパーはお客様のところへ納品され、その効果を確認して頂いているところです。追加の情報が届いたら、お知らせしますので楽しみにお待ちください。また、マスダンパー以外にも「え!そこをコーティングするの?そんなところにも出来るの?」と言われそうな次のアイディアも…。

こちらも続報があれば、当ホームページからお知らせしますね。